■建築レポート■既存建物の耐震補強工事2

2006年10月20日「片筋交いは楽だった・・・」

2006-10-11 006.jpg2006-10-11 007.jpg2006-10-11 015.jpg    最近涼しくなってきてもうすっかり秋ですねぇ・・食欲の秋・読書の秋・スポーツの秋、色々あるけどやっぱり僕の一番のおススメは「コラムの秋!」これで決まり!!(笑)

いきなりですが余談です。
 私の妻なんですが、なんと免許証はゴールド!ちなみに腕前はというと、筋金入りのペーパードライバー!妻からすればゴールド免許証もただの身分証明書・・・もったいない・・・
「家族で食事に出かけても運転があるから飲めない。妻が運転できればなぁ・・・」
こんな境遇の方結構多いのでは?辛いですよねぇ・・・
 しかし最近になって、「運転を覚えたい!」と妻からの要望があり、実家の軽で少しずつ教習をしていくことになりました。もちろん教官は私。
「一応免許を取得してるわけだし、大丈夫だろう」
そんな考えで始めた第一回目、妻の第一声が
 「エンジンってどうやってかけるの?」        ・・・・先は長そうです・・・    続く

では本編いきましょう〜!

 今回は玄関ホールです。玄関の両脇の3尺の壁に補強工事を行っていきます。
工事内容としては、いつもと同じ「三種の神器工事」(第4話参照)を行っていきます。
 
 しかし!ここは条件が違いました・・

 和室は真壁でしたが筋交いが片筋交いなので問題なし。台所は大壁なのでなにも問題なし。
ところが玄関は、真壁の壁厚にたすき掛け筋交いを入れなければなりませんでした!(写真 参照
唯一の救いは裏側は大壁ということでした。
計算上では、105mm角の柱の中に、45mm厚の筋交いをたすき掛けにして90mm、それに9mmの構造用合板を張り、クロス下地に3mmベニヤを張れば、ギリギリ3mmのちりで収まるはずでした。
 しかしここで更に問題発生!
なぜかその面の柱は90mm角でした!・・・収まらない・・・かといって大壁に変えると玄関引き戸まで絡んでしまう・・・
 考えた結果、
 ならいっそケーシングを廻してその部分だけふかして収めよう!という結論に至りました。これで他の部分に影響なくバッチリ収まりました。
 どうせなら玄関にはアクセントをつけようと思い、中段に見切りを入れ、遊び心で上下違うパターンのクロスを張り分けようと思っています。(写真 下参照

 こうしてなんとか無事収まりましたけど、他の箇所で裏表両面真壁なんてあったら嫌だなぁ・・不安・・
                                                             

人気blogランキングに参加中です。クリックお願いします!

■建築レポート■既存建物の耐震補強工事2 by 岩城剛

お問い合わせはこちら

InternetExplorer7をお使いの場合、上記ボタンをクリックするとセキュリティに関する警告が表示されることがございますが、そのまま続けていただいて問題ございませんので、ご安心ください