■建築レポート■免震鉄骨造り住宅

2006年09月17日「免震鉄骨造り住宅 新築工事開始」

170_7074.jpg耐震建築にこだわる北村住建が、免震工法の住宅に着手しました。

15年近くに渡り「地震VS建物」に取り組んできた」経験を生かし免震工法を開始しました。

耐震住宅は、地震から建物を守り、資産を生かすことで価値がありますが、家財の転倒で人が下敷きになって死亡、大怪我などに至る可能性が大きい事に色々と疑念を抱いていました。

長年に渡り、免震工法の長所、短所を探り続けて来た結果、免震鉄骨造りを着手しました。

耐震建築を極めた当社にとって免震建築は根底から頭の切り替えが必要であった事は、「以外な事実」としてお知らせしていきます。

初回は当たり前になっている「地祭り」から・・・スタート

免震の基礎、免震装置の設置、鉄骨構造までは北村が担当、内部造作工事は岩城が担当してまいります。

免震工法ならではの内容を主に掲載していきます。

次回は、根伐り工事へと進みます。お楽しみに・・・・・・

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2006年10月15日「免震住宅の根伐り工事開始 No.1」

170_7091.jpg根伐り工事のコラムは2回にわたり掲載します。
なぜ2回なのか・・・・・

直接工事の内容のほかにこの現場の所在地が工事をするにあたり下記の内容でかなり難易度が高いということにあります。
当社も今まで、他の建設会社が手を付けないような、かなり難しい現場をこなしてきましたが、これだけ難関がある現場は、初めてであります。

工事を中止又は延期しなければならない状況に追い込まれる可能性が高く、工事請負契約を締結した当社としては、何があっても建物を完成させなければなりません。

1、現場の場所まで行くのに○○帝釈天通りを始点から通り終点まで通行しなければ行けない。
2、○○帝釈天通りをぬけたら、スクールゾーンになり、朝7:30〜9:00 午後1:00〜3:00までは通行禁止の車両通行規制がある。
3、現場の前面道路が、5,6mと狭い。
4、○○帝釈天通りにある一部の商店より、「建設反対」の声が上がってきている。

上記のような内容の中でのスタートになりました。

当社は、建築基準法、道路交通法等、全ての法律を遵守してどの角度から指摘されても工事を止めない方向を選択しました。

私の付き合いのある建設会社のベテラン監督が、「うちだったら工事を請け負わないだろう」と言っていました。
しかし、誰かがこの建築をしなければ、この計画は無駄になってしまうし・・・

さて本題にはいります。

免震住宅のため免震装置を建物の1階の下に設置させる関係上、地面よりかなり深く掘り下げなければならないため、残土の量が60㎥以上も出ます。お隣さんから、地下室を作っているのですか?と質問をされました。

さて、この60㎥をどうやって搬出するか・・・ダンプカーでピストンすればいいだけなんですが、上記の理由で大型は入れないし、警察より通行許可もでないし、じゃあ初日は、4トンダンプでやるかということになったのですが、4トン3台でやって様子を見ようと・・・

残土を乗せるのが10分くらい、残土を捨てに行って帰ってくるのに3時間〜4時間 帰ってきたら、通行規制時間で、大道路で2時間待機・・・作業員全員がいらいらしながら、初日は、ほとんど遊び

2日目は、4トンダンプ1台、8トンダンプ2台でやってみようと、道路使用許可も取り、万全体制で事を進めたのですが、やっぱり町が騒然としてしまい、パトカーまで来てしまう始末・・・

私は、おまわりさんにかこまれて最初は犯人扱い、しかし手続きを取り法律にのっとって作業を進めている事が理解され、逆におまわりさんが、町の人達へ「この建設業者さんはきっちとしています」と説明してくれました。

これで、町の人達とも、顔なじみになり、作業がスムーズに進み、8トンダンプ11台、4トンダンプ3台にて無事に終了しました。

これからの道のりは、まだまだ長く、生コン、鉄骨の搬入とありますので、油断はできませんが。

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