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2010.2.10/
奥秋邸
安心と暖かさの家:店舗×二世帯住宅

    

2010年 2月10日 奥秋邸対談-2

---その他にこだわりがあれば教えて下さい

吉田さん:「制震工法」を取り入れています。
耐震上有効で、特に二階の揺れを軽減するタンパーを設置する物なのですが、それは二階の若いご夫婦がやりたいって強くおっしゃられて採用する事になりました。

岩城(北村住建):六ヶ所の壁の中に制震ダンパーを入れてあります。

---岩城さんにお聞きしたいのですが施工した上で苦労した点をお聞かせ下さい。

岩城(北村住建):僕も初めてやらさせて頂いたサーマスラブを使用した事ですね。
今まで当たり前のようにやっていた基礎のやり方と全然違うので、色々と悩んだりはしましたね。
1センチくらいのサーマスラブのパネルを守るために山砂を上下に敷くのですけど、もちろん建物の基礎の部分になりますので、クッション性を求める反面丈夫にも造らないといけないという部分が一番大変でしたね。
         

---それでは次にタカコさんにお聞きしたいのですが、カフェのデザインっていうのはどのように決めていかれたんですか?

タカコさん:神秘的で高まる空間が良かったんですね。
ヒーリングカフェなのでここに来て下さるだけでスッキリしたり気持ちよくなったり疲れがとれたり元気になったりっていう空間が造りたかったので、石とか基礎下にも水晶とか埋めて頂いたり、そういう事もやりながらあんまり独りよがりにならずに、皆のそれぞれのカラーが入るように、基本は白で、皆がここに居て気持ちよくスッキリ出来る空間をって事で決めていきました。

吉田さん:一緒に色んなカフェを見学に行ったりとか、随分したよね!。
青山のカフェとか埼玉の奥地とか色んなカフェに一緒に行って「ここはいいね」と確認し合って、それをこの土地でこの中に入れるのにどういうのがいいかなって一緒に考えたりしました。
全体カラーは、タカコさんが基本と考えている「白」で、かつ「人を引き付けて」「輝いている」っていうのがキーワードだった気がします。
入口扉の外側のタイルもそんな趣旨でキラキラしているタイルを貼りました。
又、キッチンはあえて手前に配置しました。
開かれていて灯りが見えて、人影が見えるよう・・・。
キッチンで作業してる人が道行く人に見えるような窓っていう事で。
普通ですとキッチンは裏方なので奥側に配置するんですけど。
他の水廻りとここまで離れていると、配管などは効率が悪いんですけど「人を引き付ける」という点で成功だったと思います。

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