北村:私たちはお客様不在で工事をやるより、現場に来ていただくのは大歓迎です。
一般的に職人さんはお客様と話したり見られたりするのがいやでマイペースで仕事をしたいという人が多いですが、うちの職人さんは皆、大歓迎です。
そうやってお付き合いをさせていただくと、お客様の要望とかを察知できて工事に反映させることができます。
その辺があやふやで工事を進めていくと図面どおりでも後からこうしたかったとかが出てくると、私たちも残念な気持ちになりますのでどんどん来ていただいたほうが良いのです。
住宅の新築現場ですと長期スパンになりますので、週に1回ほど曜日を決めて3時のお茶のときに、お客様と作業している職人さん達を交えて打ち合わせを兼ねながら世間話などをして交流を図っています。
ルッカさんは工期が1ヶ月ほどだったのでやらなかったのですがやればよかったですね。
久美子さん:店舗を造ったり、お家を建てられた友人などから工事中に現場に行くと嫌がられたとか、出来上がってからも色々と不満があったりとかで、いろんな事を聞かされていて私たちもそうゆうことが無い様にしなければと最初は構えてしまっていました。
しかし工事が始まってみると「現場にどんどん遊びに来て見ていってください」と言われて「そうですか」と言ったもののお仕事中は邪魔をしてはいけないと思い夜に見に行っていました。
見に行ってみて、不満なところを見つけようとしても見つからず、逆に良い処ばかりが目に付いてしまってすごい安心してお任せできたので、そこに神経を使わず他の事に頭を切り替えて時間が使えました。
岩城(北村住建):お客様に現場へ来ていただきわがままを言っていただいたほうが、お客様にとって良いものができると思います。
出きる事と出来ないことはありますが、お互いに納得できればひとつの安心材料でもあるし信頼関係に結びついていくと思います。
北村:工事期間が短い工事であってもお客様を交えてのお茶タイムを行えば良かったと反省しています。
今日こうして色々とお話をさせていただいて、その中には工事中にお聞きしておけば良かった事もありました。
結果的には最高の物が出来たので良かったのですが、一歩間違えるとやばかったなと思います。
イタリア旅行の事とかも工事には関係ないことかもしれませんが、そういった世間話の中から得られる情報って大事だと思います。
次回の2号店の出店やマイホームの建設のときはお茶タイムをやりたいと思います。
美佐子さん:2号店やマイホーム建設のときはぜひぜひ北村住建さんにお願いします。
やってもらう側もいろんな職人さんの顔や人柄を知っていると安心できるし、愛情を持って造っていただいたのを知っていると、私たちも出来上がってからも大事にしようと思いますので良いことだと思います。