奥様:北村住建さんは良い意味での昔の職人さんの雰囲気もありますよね。
昔にこういう事があったんです。
ある嵐の日に、北村さんが「大丈夫ですか?」と訪ねてこられたんです。
こういう事って私達の母の時代はあったんですけど、私達にそういう事をして下さったのは北村住建さんだけでしたね。
北村:建築屋として当たり前の事なんですけどね。
出来る人と出来ない人もいると思うんですけど、特別僕は気を使っている訳でもなく、建物を造っていく上で最低限必要な事はそういう事だという認識の上で、動いているんです。
嵐の日にYさんの所へお伺いしたことも忘れていました。
まあ嵐の日には、日曜日でも足場が気になる現場や建築後のお宅に、どこかには行っていますけど・・・でもそんなお褒めの言葉を頂くととても嬉しいです!
---昔ながらの職人さんのような細かい所にも気を使ってくれるって事なんですね。
奥様:色々なリフォーム会社さんを見て来ましたけど、そんな事まで気を使っていただけるの?って思えたのは北村住建さんだけでしたね。
---Yさんのお家を拝見させて頂いて、凄くおしゃれなお家だなというのが第一印象でして、こちらの建物をリフォームされた上でこだわった点、またこのお家に何かテーマをつけられていたら教えて頂きたいのですが。
奥様:最初に家を建てた時はまず植物を育てたいという思いがありまして、それでここの場所で植物を育てるにはどうしても三階まで行かないと日が当らないんですね。
ですからルーフガーデンを造るには鉄筋コンクリートになって、じぁあ鉄筋コンクリートにするのには、まあ打ちっぱなしがいいというふうに私の判断ですべてコンクリートだったんです。
その後、北村さんと出会って、本当は私達は木の中で暮らしたいんだという思いを伝えまして、それでここ(ダイニングキッチン)に無垢材を取り入れて頂いたんです。
このコンクリートと、無垢の木のコンビネーションが私も好きでしたから、後から色々な部分に木を使ってリフォームをして頂きました。
ですから大分雰囲気が変わりましたよね。
それと木の香りが好きなんですよね。
北村さんにたずさわって頂いて、家の中に木が増えて、本来好きである住空間の中に段々暮らせるようになったかなと思います。
打ちっぱなしっていうのは嫌いじゃないんですけれど、それだけで仕上げてしまうとやっぱり私達の年代にとっては、無機質なんですよね。
ですからそういう中に木が増えてくるっていうのは、土台が私は川が好きで木が好きで石が好きっていうのがあって、木を取り入れて頂いてから色々と家の中にブラ下げたり、飾り付けしたりして楽しませて頂いております。