◆家づくりのコラム:コンセントについて

 

 

 

私たちの暮らしに欠かせない電気を使ったアイテムには、コンセントが必要不可欠です。

コンセントの計画は、間取りやキッチンなどの設備機器に比べて、あまり検討されずに決まってしまうことが多いです。

しかしながら、よく使う部分なので、後悔や失敗を感じやすい部分でもあります。

今回は、家づくりでコンセントの計画をする際に知っておきたい基本的なポイントと、失敗しないためのポイントについてお伝えします。

コンセントを便利で後悔なくに計画するために、参考にしてください。

 

知っておきたいコンセント計画の基本

 

コンセントと言われると、白いプレートに縦長の穴が2つ並んだあの形が思い浮かぶかもしれません。

コンセントは「あの形」以外にもいろいろな種類があります。

住宅で主に使われるコンセントの種類を知って、便利で具体的な計画に役立ててください。

 

■ 1口コンセント、2口コンセント(ダブルコンセント)、3口コンセント

縦長の穴が2つ並んだ差込み口の、一番ポピュラーなタイプのコンセントです。

コンセントの数に応じて、1口、2口、3口…と名前が変わります。

 

■ アース付コンセント

アース端子が付いたコンセントです。図面には「E」や「E付」などと表記されます。

キッチンの家電製品や、洗濯機など、アース接続が必要な家電を使う場所に設置されます。

 

■ 200V用コンセント

住宅では、広い部屋用のエアコン用に設置されるコンセントです。

 

■ 大容量コンセント

大容量の電力を必要とする、IHクッキングヒーターなどの機器専用に設置されます。

 

■ マルチメディアコンセント

主にテレビを設置する場所に計画されるコンセントで、LAN受け口、TV受け口、2~4口程度のコンセントが一体になっています。

 

■ フロアコンセント

床に埋め込んで、使わない時は床に収納できるタイプのコンセントです。

住宅の場合、ダイニングテーブルで使うホットプレート用や、パソコン用などに設置されます。

 

■ 防水コンセント

屋外用の防水タイプのコンセントで、ベランダや駐車場などで高圧洗浄機、刈り機、バーベキューなどに設置されます。

スタイリッシュなものや、モダンなものなど、外観に合わせて選べるいろいろなデザインがあります。

 

■ EV・PHEV充電コンセント

電気自動車や、ハイブリッド自動車の充電に使用するコンセントです。

壁付けタイプとポールタイプがありますので、設置する場合は駐車場内に配置スペースを決めておく必要があります。

 

■ 抜けどめ式コンセント

コンセントから電気製品のプラグを抜く場合、ひねる動作が必要になるコンセントです。

パソコン、プリンター、炊飯器、電子レンジなど、プラグが簡単に抜けると困る設備用に設置します。

 

■ USBコンセント

USB端子で充電する機器専用のコンセントです。

携帯電話や携帯扇風機、電子タバコなどの充電を行う玄関や寝室、リビング、書斎のデスク廻りなどに計画されることが多いです。

 

■ マグネット式コンセント

マグネットでくっついた際に通電するコンセントです。

ケーブルにつまずいた際に、簡単に外れるため、転倒を防ぐことができます。

つまずきが心配の家族がいる場合や、お年寄りが使用する部屋や、人がよく通る場所に計画するといいでしょう。

 

■ シャッター式コンセント

コンセントの穴にフタが付いていて、プラグを差し込むと開き、使用しない時にふさがる仕組みになっています。

コンセントへのいたずらや、ほこりの侵入を防ぐ目的があります。

コンセントへのいたずらが心配な家族がいる場合や、テレビ裏や大型家電製品の裏など、ほこりが溜まりやすい場所に設置されます。

 

■ 足元灯付コンセント

センサー式や、スイッチ式の足元灯が付いたコンセントです。

寝室からトイレまでの通路や、階段、段差など足元の危険が考えられる場所に設置されます。

 

 

失敗しないための5つの計画ポイント

コンセントの計画で、満足度を上げるために知っておきたい5つのポイントをお伝えします。

 

1.新しい暮らしをイメージする

コンセントの計画は、通常間取り図(平面プラン)ができてから行われます。

平面図を用意した上で、新しい暮らしをイメージしてみましょう。

朝起きてから、夜寝るまでの流れに従って、家族の動きを書き込んで行くといいでしょう。

平日、住まいで行われる1日の営みとして、例えば以下の動きがあります。

  • 寝室で起きる
  • 洗面室で顔を洗う(化粧をする、ひげを剃る、髪をブローする)
  • トイレに行く(ウォシュレットを使う)
  • 洗濯を干す
  • キッチンで朝食づくり(コーヒーメーカーを使う、トースターでパンを焼く)
  • ダイニングで朝食を食べる
  • 食器を片付ける(食器洗い機を使う)
  • 自室で支度を整える
  • 玄関から外出

…というように、一連の流れをできるだけ細かくイメージして、「いつ、どの部屋で、誰が、何をするか」を想定します。

そして、その動作に伴い必要な機器とコンセントをイメージしましょう。

平面図を使った新しい生活のイメージは、間取りの改善点にも気づくことができますので、平面プランができたら、できるだけ早い段階で行うといいですよ。

 

2.家具、家具の位置を考える

新しい生活のイメージができたら、使用する家具と家電もイメージできるようになります。

部屋ごとにリストアップして、平面図に記入しましょう。

使用する家具や家電を把握することは、本当に必要なコンセントの数と位置を的確に想定することに繋がります。

ここで大切なのは、模様替えが好きな人もそうでない人も、家具の配置パターンを何点か考えることです。

特に失敗が多いのがリビングのテレビコンセントの計画不足。

テレビ用のコンセントは特殊なものなので、入念に検討して、何箇所か計画できるといいですね。

配置パターンを考える事が難しい場合は、遠慮なく設計士に相談してください。

 

 

3.高さを考える

二次元の平面図で検討していると、うっかり考え忘れてしまうのが高さの計画です。

一般的なコンセントは、床面から中心部分で25cmの高さに計画されます。

コンセントの高さに特別に配慮が必要な場合、以下の寸法を検討してください。

  • かがむ動作が大変な場合…40~45cm
  • 車椅子からでも使いやすい高さ…40~45cm
  • 机で使う電気スタンドやPC用…70~90cm(机にコンセントが付く場合もあります)
  • 洗濯機専用…100~120cm
  • 冷蔵庫専用…170~180cm
  • エアコン用…180~200cm

その他にも、使用する家電や設備に応じてひとつひとつのコンセントに合った高さを検討しましょう。

 

 

4.扉に干渉しない位置

開き扉や、冷蔵庫の扉、引き出しを設置する場合、開いた際にコンセントが隠れて使えなくなったり、ぶつかってしまったりすることがないように位置を検討しましょう。

 

 

5.将来性を考える

将来的な家族の変化や、年齢、体の状況なども想定して、将来的に使いやすい計画も考えられるといいですね。

例えば、子どもの数が増える可能性や、お年寄りの介護用品、家具の配置変更など、想定できる範囲でイメージしてみてください。

コンセントの増設や、位置を変える工事は、壁を開ける必要があるため、手間がかかります。ここまで考えられるとコンセントの計画としては十分すぎるくらいですが、将来的に「あって良かった!」と思えるかもしれません。

 

 

シンプルでインテリアにも合うjimboのコンセント

 

 

コンセントの基本的な種類と、失敗しないための5つのポイントについてお伝えしました。

適切な場所にコンセントがあると、暮らしが便利になるだけでなく、延長コードや余計なコードを使わずに済みます。

住まいがすっきりする上に、つまずきによる転倒も防ぐことができます。

コンセントを適切に計画して、便利で安全な家づくりをしましょう。

 

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◆ 執筆者プロフィール ◆

satou_san

ー 佐藤結伽 ー
2級建築士。
2人娘の育児にも奮闘中。
最近、自邸の建設をし
注文住宅を購入する事の素晴らしさと、大変さを身をもって経験した。