◆SE構法住宅の現場レポート2-耐力壁編

 

皆さんこんにちは!

猛暑続きの毎日ですが、いかがお過ごしでしょうか。

とにかく新築現場の中は熱気ムンムンです(汗)

そんな中現在東京都内にて施工中であるSE構法住宅の現場にお邪魔しました。

前回から少し日数が経っていますので、どの様に変化しているか今から楽しみです。

 

それではSE構法の新築現場レポートをお届け致します!

 

▶ 前回の現場レポートはこちらから

 

 

 

 

 


 

前回伺ったときは骨組みの状態(構造体)だった為、SE構法の特徴であるSE金物や床合板、集成材を確認する事が出来ました。

そのSE構法の特徴からなぜ非常に優れた耐震性能を持っているか?少しご理解いただけたと思います。

今回は前回まだ施工されていなかったSE構法の壁、耐力壁に迫ってみたいと思います。

 

SE構法の耐力壁

 

住宅を支える為に、柱や梁等の他に耐力壁という重要な役割を持っている壁があります。

壁には部屋と部屋を区切る壁と、住宅そのものを支える壁がありますが、部屋を区切る壁を「間仕切り壁」、住宅を支える壁を「耐力壁」と呼びます。

通常の在来工法の木造建築でもこの耐力壁がありますが、SE構法の耐力壁には独自の技術によって非常に優れたせん断力を持っています。

「JAS特類1級構造用合板」というせん断強度が実証された合板を標準仕様として採用しており、何度も繰り返し発生する地震にも耐えられる性能を担保しています。

 

なぜ大空間が可能なのか?

 

SE構法は柱と梁、そしてこの耐力壁のバランスによって、通常の在来工法の耐力壁よりも3.5枚分の壁強度を実証しています。

その事から、壁量を大幅に削減する事が可能になり、通常の在来工法よりも3.5倍の大空間を実現しています。

 

 

釘ピッチによる壁強度

 

それでは実際の現場を見てみましょう。

早速玄関付近を見ると耐力壁と思われる壁が確認できます。

どこでSE構法の耐力壁かが分かるかというと、SE構法の耐力壁には全て釘ピッチが印字されています。

 

 

この釘ピッチは構造計算によって指定された耐力壁に対し、釘のピッチが分かるように印字されたものです。

SE構法の耐力壁はこの釘のピッチによって強度を変えており、印字を見てもわかるように4種類(200,150,100,50 /mm)のピッチで強度を調整しています。

それぞれの場所によって異なる耐力壁番号がある為、様々な耐力壁にも対応出来るように印字されている訳です。

 

 

 

現場に綿あめ!?

 

更に奥へ入って行くと、所々耐力壁の隣接された壁に綿菓子の様な白いものが付いているのが確認出来ます。

 

 

これは勿論綿菓子ではなく、「アイシネン」と言う断熱材で、通常の充填式断熱材と異なり現場で直接壁に吹き付けて施工を行う発砲ウレタン断熱材です。

通常の断熱材よりも吹き付ける事によって隅々まで断熱材が行き届き、隙間なく外気を遮断する事が可能な優れた特徴を持っています。

又、空気や水も通さない性質から、内部結露によってのカビも発生しにくく、長期にわたっての断熱品質を維持する事が出来ます。

 

近づいてみると隙間なく隅々まで詰められている事が良く分かります!

 

断熱方法を見ただけでも、この住宅は耐震性だけではなく、省エネ性能も考慮されている事が分かりますね。

 

 

他にも施工中の鉄骨階段や無垢フローリングの施工も確認する事が出来ました。

 

鉄骨階段はどの様に仕上がるか今から楽しみです♪

 

2階で行われていたフローリング施工、大工さんの手際の良さに驚きです!

 

 

 

今回はSE構法における耐力壁を中心に現場からお届け致しましたが、耐力壁がSE構法の耐震性能に重要な役割を持っている事が分かりました。

材料だけではなく、施工自体の精度を高める事によって優れた耐震性能を実現している訳ですね。

マイホームを計画されている方は、是非SE構法も検討して見てはいかがでしょうか。

 

 

 

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