■建築レポート■既存建物の耐震補強工事2

2006年10月03日「やっぱり壁倍率&引き抜き強度強化!」

2006 164編集後.jpg2006 168.jpg さて!片づけも終わり、改めて本工事開始です。

やはり耐震補強の基本は「壁倍率・引き抜き強度の強化」、既存部分を解体し、金物・筋交い・構造用合板張り等により家全体を強くしていきます。

 今回初めて読んだ方の為に、改めておさらい

 主な金物例

   ・筋交いプレート  筋交いを固定(ジャスティン・フリーダム・・etc種類多数)
   ・ホールダウン   構造体の引き抜き強度強化、ボルト併用(ボルト不要な同等品も有)
   ・V金物        同じく引き抜き強化、柱と土台・梁の連結部に使用
    コーナープレート
                         基本的にこれらの金物を取り付けていきます。

 筋交いとは

   ・柱・梁・土台に囲まれた四角を1スパンとし、その中に斜めに入る材のこと。
    大体は45×90のものを使用。(写真 上参照) 90×90の場合も有。
    片筋で2倍、たすき掛けで4倍の壁倍率を得ることができます。
 
 そして最後に厚さ7.5ミリ以上の構造用合板という合板を、長さ50ミリ以上の特殊な構造用釘で、150ミリ以下のピッチで柱・梁・土台等にとめていきます。(写真 下参照)
この合板を張ることにより、さらなる壁倍率が得られます。

 しかし築40年以上の家の改築となると解体時の汚れも半端じゃない!とにかく全身真っ黒!

朝は白ニッカで「いってきます!」だったのが
夜は黒ニッカで「ただいまー・・・」

 ちなみに今日は、いつも家に帰ったら抱きついてくる3歳の長女に

                 「きったねえぇ〜!」  と、その一言を残して逃げられました・・・

                                         ではまた明日!!とほほ・・

人気blogランキングに参加中です。クリックお願いします!

■建築レポート■既存建物の耐震補強工事2 by 岩城剛

お問い合わせはこちら

InternetExplorer7をお使いの場合、上記ボタンをクリックするとセキュリティに関する警告が表示されることがございますが、そのまま続けていただいて問題ございませんので、ご安心ください