2006年10月03日「やっぱり壁倍率&引き抜き強度強化!」
さて!片づけも終わり、改めて本工事開始です。
やはり耐震補強の基本は「壁倍率・引き抜き強度の強化」、既存部分を解体し、金物・筋交い・構造用合板張り等により家全体を強くしていきます。
今回初めて読んだ方の為に、改めておさらい
主な金物例
・筋交いプレート 筋交いを固定(ジャスティン・フリーダム・・etc種類多数)
・ホールダウン 構造体の引き抜き強度強化、ボルト併用(ボルト不要な同等品も有)
・V金物 同じく引き抜き強化、柱と土台・梁の連結部に使用
コーナープレート
基本的にこれらの金物を取り付けていきます。
筋交いとは?
・柱・梁・土台に囲まれた四角を1スパンとし、その中に斜めに入る材のこと。
大体は45×90のものを使用。(写真 上参照) 90×90の場合も有。
片筋で2倍、たすき掛けで4倍の壁倍率を得ることができます。
そして最後に厚さ7.5ミリ以上の構造用合板という合板を、長さ50ミリ以上の特殊な構造用釘で、150ミリ以下のピッチで柱・梁・土台等にとめていきます。(写真 下参照)
この合板を張ることにより、さらなる壁倍率が得られます。
しかし築40年以上の家の改築となると解体時の汚れも半端じゃない!とにかく全身真っ黒!
朝は白ニッカで「いってきます!」だったのが
夜は黒ニッカで「ただいまー・・・」
ちなみに今日は、いつも家に帰ったら抱きついてくる3歳の長女に
「きったねえぇ〜!」 と、その一言を残して逃げられました・・・
ではまた明日!!とほほ・・
■建築レポート■既存建物の耐震補強工事2