2006年09月17日「筋交い、外部構造用合板張り」
構造金物工事が完了して当社の金物自主検査が終了しました。
次は、筋交い入れ、外部構造合板張りの工程に移ります。
筋交いの材料は、檜(45mm×90mm)を使用します。
納入された材料を1本1本チェックっして暴れや通りを確認します。
暴れや通りの良いものは、片筋交い部分へ、ある程度の暴れや通りの悪い物はたすき掛筋交いへと入れていきます。仕上がりに影響が出るような暴れや通りの悪い物は他の用途に使用します。そのために数量は2割程多く納入してもらいます。
??なぜそんなことを??
筋交い材が反っていると壁の仕上がりが凹凸になってしまうので特に片筋交い部分には気を使います。ではなぜたすき掛け筋交いは・・・・2本の筋交いが、お互いに反発して矯正されるように入れれば凹凸が無くなるということです。
人乾を行っていない材料(人工的にボイラー等で強制乾燥をかけていない材料)を使用する時は当然の作業なのです。
当然、今は反っていないが永い将来の暴れる方向も考慮しています。
外壁に張る構造用合板は、耐震強度を増すためと、通気モルタル工法を施工するための下地です。
外周面を通気させることにより、壁内結露や万が一雨水が壁内へ浸入した場合の木腐れを防ぐためです。この通気を取ることにより、100年住宅へとなります。
構造材自体が、何百年も持つものなのに湿気などで建物の寿命をちじめるようなことはしたくありません。
昔々からの理論をここにも最新工法を取り入れています。
次回は断熱工事へと進みます。
■建築レポート■とことん『和』の家 新築工事