■建築レポート■既存建物の耐震補強工事

2005年11月19日「ほっときません!2階床!」

132.jpg  今週も皆のアイドルコラムニスト岩城です(笑)
 さてさて、前回突然の地震(震度5強)がおきたにもかかわらず、びくともしない程、この家の耐震の補強工事が施されてきたわけですが、まだやります!でもどこやりましょう?
 基礎はバッチリ!構造もバッチリ!補強金物もバッチリ!耐力壁もバッチリ!あとはどこ?
  
   まだありました!!2階床!!ほっときませんよ〜!

 =本来、仕上げの前の捨て張り構造用合板を、床梁や根太に四方とも構造釘で150ミリ以下のピッチでとめることにより強床(ごうゆか・ごうしょう)となり、構造の一部として床も強化されていきます。=

 今回それを正規の方法で行うには2階の床を全部壊さないといけなくなるし、それに伴い床にからむ造作部分の追加工事も発生、なにより荷物を全てなくさなきゃいけなくなっちゃいます!そうなると解体?荷物?一時引越し?そりゃもう大変!!何か手はないか?そこで出た答えが

 「上からがダメなら下から強床にしよう!」

 確かに1階から2階の梁・根太は丸見え、上からの工事を下からやるだけだから理屈は一緒。
  強床天井といったところですかねぇ
 ただやっかいだったのが2階の電気配線!これがまたちょうどいいところにいるんですよね・・ヨイショッと合板持ち上げて釘を打とうとしたら線がはさまっちゃったり、その線取ろうとしてたらほかの線がプラ−ンて出てきたり、そうこうしてるうちに首痛くなってくるし・・電線コンニャロー!!

 まあなんだかんだ2階の床部分全てはって、壁も天井もガチンガチンにかたまりました。もうどんな地震も怖くありません!(まだ2階も補強工事しますけど)やっと一安心!というところで次回は1階の床を造っていきます。もちろん普通にはいかないですけど・・・・
                                         **つづく**

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      誰も来ないと泣きます!!        待ってま〜〜す***
    

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