■建築レポート■既存建物の耐震補強工事

2005年11月13日「もしこの工事をやってなかったら・・・」

067.jpg さて!謎のタイトルとともにやってまいりました今週のコラム!!まずは皆さんに2つの大事なお知らせがあります!まず1つ目!

 前回最後にお話した私の実家のインコ様!すっかり母親モードで一生懸命タマゴを暖めていたのですが、その結果!・・・・・割れていたようです・・・実家の両親がある朝起きると、やたらカゴが騒がしいのでなにかなあと思ったら、割れているタマゴと大騒ぎしているインコでした。 なぜ割れたのかはわかりません。ただ、両親はなにもしていないわけだからひょっとして育児ノイローゼ?まさか自分で?なんにせよさすがのインコ様もショックだったようで、その日はしばらくおとなしく、なんとなく背中が寂しそうでした・・・・
 でも、次の日にはすっかり元気になったようです。もちろんタマゴは取り出して埋めてあげました。
                                        がんばれ!!インコ様!!

 そしてもうひとつのお知らせ!!・・・につきましてはこのコラムの最後ににて!!!

 やっと本編に入るわけなんですが、まず謎のタイトルにつきまして!は、おいといて。今回の工事内容からお話しましょう。
 前回で完全に金物は終わりました。でもそれだけじゃ終わりませーん!もっと強く!新築以上にもっと強くしていきます。そのために、今度は壁を耐力壁にしていきます。そのポイントは3つ。

・通常ですと外壁の下地としては 910×1820の構造用合板をはっていきます、しかし今回は910×3 030の長ーい構造用合板を使います。
・その構造用合板を土台・柱・梁に、50ミリの特殊な構造釘で150ピッチ以上でとめていきます。合板1 枚で約50本以上!
・部分部分ではなく全ての外通りはもちろん、仲通りの間仕切り壁も全て両面!

 もちろん壁の中には断熱材をギッシリ!ただ今回はグラスウールを使ったので、中のチクチクが体にくっついてうちの弟弟子がもがいてましたけど(笑)むろん害(ホルムアルデヒト等)は含まれてません
              工事が順調に進んでいるその時でした・・・グラッ!
ん?と思ったらグラグラグラグラ!!なんと東京平均で震度5強の地震がおきました!けっこう大きく長く揺れていましたが、私たちはだーれも逃げようとしませんでした。それもそのはず、この家は絶対崩れないという自信がありましたから!!少しビックリはしましたけどそれ以上になにより全員が思ったのは

    「この地震がもし数週間前におきてたら・・・もしこの工事自体やっていなかったら・・・」
地震の衝撃よりそのことを考えるほうがよっぽど冷や汗がでましたね・・・・

 「もう補強するところないでしょー?」   あまい!!!
まだやります!これでもか!っていうくらい私たちはこの家を強くします!何をするかは次回で!!
                                    〜〜次週もお楽しみに〜〜
                      =お知らせ= 
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