■建築レポート■既存建物の耐震補強工事

2005年10月30日「引き抜き強度その2・接合金物」

080.jpg まずこのコラムを読んで頂いている皆様、更新が遅れてまことに申し訳ありませんでした!!じつは私のパソコンにトラブルがおき、インターネット接続不可能になってしまいまして・・・トラブル解決に少々時間がかかってしまいました・・・(泣)
   ***スイマセン***
 前回の車の故障に続き今度はパソコン・・何かにとりつかれてるのかしら・・・グスン・・・

 さて、前回のホールダウンのコラムの最後の質問の答えが今回のテーマです。
 「接合金物」
地震時に特に力がかかる部分にホールダウンをつけましたが、それ以外の箇所につけるのがこの接合金物です。一口に金物と言っても種類は色々あります。今回使用したのが以下の金物。

1 山形金物       柱と土台、柱と梁を専用の特殊な釘でとめていきます。
2 エーステンプレート 同じく柱・土台・梁を専用の特殊なビスでとめていきます。
3 コーナープレート   2と同じ。名前のとおり直交しているコーナー部につけられる。
4 帯金物        梁と梁の接合部に特殊な釘でとりつけます。

 これらの金物をとりつけていくわけなんですが、新築なら作業はスムーズにいくんですがこれは改築工事!そう簡単にはさせてくれません・・・

・ 金物をつけたくても腐っていて柱の根元が半分以上ない!ーー柱の入れ替え。
・ 釘を打ってもてごたえが全くない!!中身が腐ってる!−−同じく柱の入れ替え。
・ 土台の一部が腐っていてない!ーー土台の交換。

などなど、金物とりつけより構造体の交換の方が大変でしたよ***

 さてこれで金物はほぼOK!やっと一段落かと思ったらなんと〜〜!!普通木造ならつけてあるはずのある金物がほとんどない!!次はこれをやらねば!!
 一体何がなかったのか?次は何をするのか?それは次回のお楽しみーーーーー!!!
                                           ーー続ーー

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