◆住宅省エネルギー技術講習会(施工技術者講習会)レポート

先月設計者向けに行われた「住宅省エネルギー技術講習会(設計者講習会)」に引き続き、11月16日(水)に施工技術者向けの講習会が新橋にある吉野石膏で開催されました。

北村住建からは工事部の石井、そして前回に引き続き平形の2名の参加です。

 

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さて内容ですが前回の設計者向けでは外皮計算がメインでしたが、今回は施工技術者向けということもあり、実際の建築に関連する住宅の省エネ化を学びました。

今回の講習で学んだ内容ですが、施工面において建物を省エネ化する重要となるポイントを大まかになりますがご紹介いたします。

 

■ 建築による省エネ化

 

 計画

建築による省エネ化の考え方としてはまずバランスのとれた計画が必要となります。

冬暖かく、夏涼しい「快適な住宅」の建築を計画し、冬季には躯体の断熱化、気密化により建物内の熱を逃がさないようにし、開口部からの日射取得により熱が入りやすい環境にする事で冬に暖かい住宅を目指します。

逆に夏季は通風、排熱によって熱を逃がし、断熱化、日射遮蔽により熱を開口部から入れないようにする事で夏でも涼しい住宅を目指します。

このように季節によって相反する事が求められますので、両方に対応できるような計画が大切という事ですね。

 断熱と気密

そして建築による住宅の省エネ化には、断熱と気密が一番のポイントです。

断熱化の基本ですが、住宅が外気に接している部分(床、外壁、天井、屋根など)を断熱材で隙間なくすっぽりと包むことが重要になります。

また、断熱性能に問題があると結露の原因になり建物の耐久性を低下させる原因になる様です。

気密化に関しては建物内部を密閉化する事ではなく、外部の隙間を出来るだけ少なくし空気の侵入を防ぐことを目的とします。

そして予め計画された換気において、空気を的確な場所から換気できるように気密性を高める事が重要になります。

気密性が低く外皮に隙間がある場合は、計画された換気での排給気が出来ない為、省エネ性能の低下につながりシックハウスや結露の原因ともなる様です。

この結露ですが壁体内や床下などに発生する内部結露の場合、建物の躯体を腐朽させ、建物の寿命を大きく低下させる原因となります。

この結露による建物の腐朽を実際写真で見ましたが、かなり深刻な被害になるケースがある様ですので十分な注意が必要です。

 

■ 断熱設計

 

 断面構成

建物の断熱化において実際施工する上での基本的な考えは、建物の室内側には水蒸気を通しにくくするような材料を使い、外気側には水蒸気を通しやすくする材料を使用することによって、断熱材の外気側に発生した結露を外に逃がすことが大切です。

断面の構成は、断熱層、防湿層、気密層、防風層、通気層、という構成で成り立っており、それぞれの役割において使い分け施工を行います。

 気流止め

十分な断熱をしても壁の上下の取り合い部から壁の内部に床下などから冷気が入り込むと、断熱性能の低下を引き起こし、内部結露の原因となるようです。

壁が冷気の通り道となる場合は、壁の上下の取り合い部に床合板や乾燥木材などで気流止めを施工し、冷気の侵入を防ぎます。

 

 

まとめですが、断熱設計の基本性能となる

  • 断熱性能
  • 防露性能
  • 気密性能

の3点をセットとし、それに関わる断面構成の層を建物全体に施工することで建物の省エネ化が実現するわけです。

 

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今回住宅省エネルギー技術講習会の設計、施工と両方の講習会に参加させて頂きました。

住宅の省エネ化においてはまず設計面での計算を元に計画され、その計画に基づいて的確な施工を行うことで省エネ化が実現します。

どちらも重要な役割を持っておりその両側面で成り立っています。

 

私たちは施工を専門に行っている会社です。

日頃の建設においても設計を元に施工を行っておりますが、私たちはその設計された人のイメージを実現することに重点を置いて仕事をしています。

意匠設計でも省エネ設計でもその部分においては同じで、その設計に対してどれだけ正確に施行出来るかで私たちの価値が決まります。

今までも沢山の施工を行ってきましたが、こういった講習会に参加することで更に施工技術を向上出来るよう、社員一同励んで参りたいと思っております。

そしてご依頼いただいたお客様のイメージを大切にし、それを実現できる会社としてこれからも努力していきたいと思います。

 

 

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